jane1980’s blog

「預言書を隠し持った煙突掃除の少年」冒険記

「さあ、おゆきなさい」

熱田神宮の帰り道、私は品川駅にいた。

 

なにかが引っかかる。

なにかが気になる。

 

「なにか」。

 

 

いてもたってもいられず

構内のカフェへ立ち寄った。

 

 

思い浮かぶまま

ペンを走らせる。

 

 

 

 

自然の中  風の中  水の中  空の中

浮いてる  見える  濃い蒼

 

塔  夕刻 朝日 日の出

自分だけのシンボル

鍵 扉 溶け合う

 

 

目 大いなるもの 杖 黄色い光

階段 白い石像 百合の花 花瓶 神殿

 

 

薄いブルー 黄色

 

 

 

海 崖 見渡す 見下ろす

広がる 地平線 草 風 

 

 

温かい陽 やわらかい 

包み込む 溶け合う

抱きしめる 消えてなくなる

 

 

 

 

粒子 魔法陣 

うた いつかのうた

 

リズム 鼓動 

静かに 波打つ

 

 

 

なつかしい

振り返る 抱きしめる

大切 愛おしい 大事

 

 

いつかのうた

やさしいうた 

 

 

 

やさしい笑顔 

ほほえむ 安らぎ

 

手を広げて 

とびこむ 安らぎ

消えてゆく 

 

 

振り返る 

声がする

 

 

大事 

いつも 大事

 

 

 

 

粒子 霧の中 

森 鹿 軽やかに

水を飲む 耳をピンと 

ふるわせる

 

 

 

いつかのうた 

リズム 鼓動

たしかにきこえる 

いつかのうた

 

 

 

足跡 続く 

いにしえからの愛のうた

これからも続いていく

 

 

 

大丈夫 いつもそばにいる

わたしを感じて

ゆっくりと呼吸する

 

 

ただ感じて

呼吸が重なる 合わさる

一致し 溶け合う

 

 

 

奏でる ハーモニー

呼吸が重なる 

はき出す すいこむ

ゆっくりはき出す

 

 

いつかのメロディ

覚えてる みえてる

 

私は知っている

 

 

 

 

 

手からすり抜ける

サラサラした砂のよう

水の粒子が 砂になる

光になる 水に還る

 

 

 

大丈夫

私は知っている

 

 

必ず帰れる

道を知っている

度忘れても

思い出す

 

 

 

 

石版に刻まれた細い溝に

水がたどるように

広がるように

 

 

魂に刻まれた道は

消えることのない

 

 

いつかのうた

メロディが鍵 音

 

 

 

 

土に埋もれた石版を

水が洗い流す

いつか刻んだ道筋が

目の前に現れる

 

 

 

大丈夫 

思い出せる 覚えている

 

 

 

風にのるメロディ

流れる 舞う

ふわりゆらり

 

 

あなたの元に必ず届く

いつかのキオク

 

 

 

 

悲しまないで

忘れてしまうことを

必ず思い出す

 

 

鼻ウタをうたうように

口について溢れる

いつかのメロディ

 

 

 

私は知っている

あなたは知っている

 

 

 

 

 

 

 

さぁ おゆきなさい

自分の信じる道へ ホルス

 

鳥となって飛んで行きなさい

羽ばたく 風に乗る

 

痛めた羽は抜けたまま

それでもまた飛べる

 

 

 

風が助けてくれる

光が示してくれる

太陽が温めてくれる

 

 

さぁ おゆきなさい

 

あなたはもう、大丈夫

 

 

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